SHAA

既存住いの老朽化による建て替え工事で、1階が貸店舗、２～４階が賃貸住宅、その上の５．６階がメゾネットの自宅で構成される６階建のＣＦＴ鉄骨造の建物である。

敷地は間口４間弱の旗竿状であるが、その中に住戸を押し込めるような計画にはならないよう配慮をしている。共同住宅部分には中庭となるテラスを設け、各戸の独立性を高めている。また住人や来訪者を和ませる場所も必要と考え、屋上緑化スペースを２箇所設けており、周辺の景観に対しても、風の抜ける中庭や緑化されたテラスは気持ちの良い印象を与えると考えている。

主体構造は鉄骨造で、6,000×3,300の等ピッチで配置した８本の角型鋼管が骨格の基本となる。敷地は交通量の多い国道に面しているため、騒音や振動障害の影響を考慮して、鋼管内にコンクリートを充填する工法を採用している。