本施設全体の基本計画・監修をおこなった東北大学管野研究室と3つの基本的な考え方を提案した。

1. 脱施設化:「家」を目指した家庭に近い空間づくり。
2. バリアフリー:隣接する法人施設と活発な交流を促す。
3. ワークショップ形式:計画プロセスをオープン化し、入所自動地域住民も参加する共同作業による施設づくり。

居住棟は、1〜3階まではフラットタイプ、4・5をメゾネットタイプとし、2階建にした集合住宅的な形としている。斜面を利用し各階をセットバックさせることで、サービス通路を確保するとともに、ルーフバルコニーを居室空間と一体化させた。居室は、子供達の生活単位を可能な限り分節化した小舎(家)としながらも、調理室・食堂などのスタッフの拠点となる各棟のゾーンをブリッジ室で連結させることで、管理側の配慮も施し、中舎的使用も可能にしている。居室は主な生活の場である居間・食堂を挟んで配置し、開口部などは自由な家具配置に対応できる。

地域交流スペースは、複数の福祉施設の複合体である法人核となる施設である。1階に法人関係、および地域住民の利用できる諸いつを配置し、市道レベルの2階にはメインエントランス、事務室、そして地域福祉活動の拠点となるように、ボランティアレファレンスサービスを行う諸室を配置した。また礼拝堂(体育館)は、礼拝・コンサート・講演会など多目的な使用を考慮し、可動席で250名収容のキャパシティを持つ。建築音響的には、東北大学吉野研究室によるシュミレーションを基に舞台廻りの平面や仕上げ材の検討を行い、舞台上部に音響反射板を設置した。

6 月 1996
カテゴリー: 福祉
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Shoichi Hariu