知的障害者のための通所授産施設である。

建物は、多目的ホールを中心に授産ゾーン(和菓子作業室・喫茶店・和紙作業室)、生活ゾーン(食堂・休憩コーナー)、事務・管理ゾーン(事務室・会議室・相談室・医務室)に分かれており、分かりやすく開放的な空間構成を目指した。

また、階高は目的系空間を3,960mm、支持系空間を2880mmに設定し、内部空間に変化を与えるとともに建物全体のリズムを持たせる設計としている。

構造は鉄骨の柱と鉄骨梁、集成材梁による混構造を採用。C-150の組み合わせによる1900の門型フレームにより構造を完結させることで南北面において全面開口を可能としている。

仕上げは集成材の梁・天井は現しとし、建具は木建とするなど木質感のある空間としている。

1 月 2008
カテゴリー: 福祉
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Shoichi Hariu