駅前図書館と黒磯駅西口広場との連携方策と動線計画

西口広場と図書館の結節部として屋根がかかったポータルサイトフォーラムを置きます。この半屋外の空間は交番や東野交通事務所、カフェ、行政窓口ともつながりそれぞれの機能をゆるやかに結びつける、黒磯駅と図書館の共有ゾーンになります。西口広場の中心はイベントの会場として使われ、木の下にはベンチを置き借りてきた本を読む場所として図書館が外まで広がったような空間にします。建物西側にオープンコリドールを設けることで回遊性を持たせた気軽に立ち寄れる計画をします。

アートステーションとしての機能展開

展示場所を限定せずに展示物に合わせて館内の様々な場所に分散させて展示することで、アートを身近に感じられるような計画をします。開架スペースやエントランス、オープンコリドール、屋上庭園等その作品に合った場所を探して展示することでアート作品の狙いに合った展示を実現します。

出会い、交流し、地域文化を創造する場の提供

調べ物をしてそのまま創作活動を行えるライブラリースタジオの設置を提案します。レジデンス機能を持たせたライブラリースタジオは、図書館を企画や作品の創造・発信の場とします。また中高生の居場所スペース(青少年図書棚、勉強スペース等)を同じ2階に配置することで大人だけではなく様々な年代が混じりあう活発な場所を提供します。

5 月 2016
カテゴリー: 公共建築
SHAA - 那須塩原駅前図書館プロポーザルSHAA - 那須塩原駅前図書館プロポーザル
Shoichi Hariu