仙台市内の駅広場に面する診療所併用住宅であり、各階は次のように構成した。
1階:産婦人科診療所
2階:老夫婦住居
3階:夫婦+子供の住居
敷地の三方が駐車場、駅前広場に囲まれるため、診療所、住居共にプライバシーの確保が必要とされ、木製ルーバースクリーンを対応させた。更に住居は2、3階共、中庭状にテラスを設け内側に開かれた空間構成とした。1階の診療室、2階のギャラリー、3階のオーディオルームを平面中央に、各階の核の空間として設定した。特に2、3階は南北に設けたウッドデッキや屋上庭園と連続させている。南面にできる限り開かれた空間を狙い、RC造壁式無梁板構造とし、ピンサポート柱を併用している。